びわっち 〜滋賀県立大学公式マスコットキャラクター公募作品〜
滋賀県立大学公式マスコットキャラクター公募に応募した「びわっち」。
結果は264作品の中から優秀作品という評価をいただきました。
最優秀賞には届きませんでしたが、このキャラクターには私自身とても思い入れがあります。
今回は、「びわっち」がどのような考えから生まれたのか、そのコンセプトと制作過程をご紹介したいと思います。
「滋賀県立大学らしさ」とは何だろう?
今回の公募では、「滋賀県立大学らしさ」をどのように表現するかを一番大切に考えました。
滋賀県といえば、多くの方が琵琶湖を思い浮かべます。
さらに、滋賀県立大学の環濠によく姿を見せるカモや、大学の象徴的な建物「えんぴつ塔」など。
それらをモチーフにしたキャラクターが多くなることは予想していました。
そこで私は、少し視点を変えて考えることにしました。
着目したのは、琵琶湖が持つもう一つの顔。
**「近畿の水瓶」**という通称です。
「水瓶」をキャラクターに
琵琶湖は、近畿圏約1,400万人の暮らしを支える大切な水資源です。
その役割を象徴する「水瓶」そのものをキャラクターにすることで、滋賀県らしさを表現するとともに、他にはないオリジナリティのあるキャラクターを目指しました。
顔は「水瓶」をモチーフにし、水瓶の持ち手が耳のように見えることで、親しみやすく、どこか生き物のような可愛らしさを感じられるデザインを目指しました。
また、頭の水瓶には「知識という名の水」がたくさん入っています。学生のみなさんが学びを通してたくさんの知識やひらめきを吸収し、大きく成長してほしい。そんな願いを込めてデザインしました。
名前は、そのまま親しみやすく**「びわっち」**。
琵琶湖の恵みを優しく届けるキャラクターとなるようデザインしています。
デザインで意識したこと
デザインは、誰からも親しまれるシンプルなシルエットになるようデザインしました。
柔らかなフォルムや優しい表情はもちろん、グッズや着ぐるみ、SNSなど様々な場面で活躍できる展開性も考えています。
また、水をイメージしたブルーを基調とし、滋賀県らしい爽やかさや清らかさが伝わるよう表現しました。
「見た目がかわいい」だけではなく、「意味のあるデザイン」であることを大切にしています。
キャラクターは"想い"を伝える存在
私はキャラクターを描くとき、まず「何を伝えるキャラクターなのか」を考えます。
いわゆる、「コンセプト」です。
かわいいだけではなく、その地域や企業、その場所だからこそ生まれる理由がある。
そんなキャラクターこそ、多くの人に長く愛される存在になると考えています。
びわっちも、そんな想いを込めて生まれたキャラクターです。
最後に
今回、最優秀賞には届きませんでしたが、優秀作品として評価していただけたことを大変光栄に思っています。
そして何より、多くの方から
「コンセプトが面白いですね。」
「近畿の水瓶という発想が素敵です。」
という言葉をいただけたことが、とても嬉しかったです。
採用には至りませんでしたが、このキャラクターを通して改めて「キャラクターには意味を持たせること」の大切さを実感しました。
これからも、一つひとつのキャラクターに想いを込めながら、長く愛されるデザインを目指して制作していきます。


