『君の好きは無敵』第7話|ずっと愛される続けるキャラクターを作ること
『君の好きは無敵』第7話を見ました!
今回は「キャラクターグランプリ」をめぐって、キャラクター(自分の好き)に順位をつけるのはどうなのかという回。
そして最後には、門戸さんの言葉が胸に刺さりまくる、とても印象的な回でした。
「かわいいに順位はつけたくない」
チュエラをキャラクターグランプリに出場させるかどうか。
草壁さんたちは出場させることに賛成しますが、瀬尾くんは反対。
理由は、
「キャラクターに順位をつけるコンテストにはチュエラを出したくない」
というもの。
勝ち負けなんてつけたくない。
かわいいものに順位をつけたくない。
瀬尾くんらしい考え方だなと思いました。
結局、多数決で出場することが決まり、ひとりだけ反対だった瀬尾くんは家を飛び出してしまいます。
まさかの家出(笑)。
でも、その後の展開を見ていると、瀬尾くんがなぜそこまで頑なだったのかも少し分かってきます。
メリーでは「ベリーちゃんが20位以内に入らなければ切り捨てられる…」
一方、メリーでは大三島社長が、ベリーちゃんについて厳しい判断を下します。
キャラクターグランプリで20位以内に入らなければ、今後の展開はなし。
つまり、人気がなければ切り捨てる。
そしてシニカルモルコが3連覇すればいい、と。
ここでも、
キャラクターを「数字」で見る大三島
と、
キャラクターを「好き」で見る瀬尾
の対比がはっきり描かれていました。
キャラクターグランプリという同じ場所を目指していても、その目的はまったく違います。
チュエラに新しいコラボの話が!
そんな中、チュエラには新しい展開が。
飲料メーカー「チャチャチャの茶」からコラボの話が舞い込みます。
きっかけは、以前の鉄鋼メーカーとの取り組みの記事。
「ただ支える」というチュエラのコンセプトに共感し、ぜひ一緒に商品を作りたいという熱意のあるオファーでした。
大手企業からの話も舞い込む中、草壁さんは悩みます。
規模だけを見れば大手の方が魅力的。
でも、「チュエラと一緒にやりたい」という気持ちが強く伝わってきたチャチャチャの茶。
草壁さんは瀬尾にコラボについて相談の電話。
瀬尾:「おこんがいいと思う方でいいよ。きっと同じだから。」
この言葉、すごく良かった。
いつの間にか二人の間に、ちゃんと信頼関係ができているんですよね。
ただ、キャラクターグランプリに関してはまだ瀬尾くん、ちょっと根に持ってます(笑)。
そして最終的に草壁さんは、
チャチャチャの茶とコラボすることを決めます。
ここも、キャラクターの仕事をする上で大切なことを考えさせられました。
単純に「大きい会社だから」「有名だから」ではなく、自分たちのキャラクターを本当に大切にしてくれる相手なのか。
そこを見ることも大切なんだと思います。
チュエラが少しずつ広がっていく
チュエラの着ぐるみも完成。
草壁さんたちは店頭で一生懸命グランプリの投票をPRします。
そして、瀬尾くんがSNSに投稿していたチュエラの動画が、少しずつバズり始めます。
再生数も登録者数も増えていく。
さらにアーノルド&シルベスターとのコラボまで実現。
チュエラの認知度が、少しずつ上がっていきます。
そして迎えたキャラクターグランプリ。
ベリーちゃん21位。
そして、
チュエラ19位。
まだ生まれたばかりのキャラクターが、ここまで来た。
これまで瀬尾くんたちが信じて作ってきたものが、少しずつ世の中に届いているのを感じる展開でした。
ちなみにシニカルモルコは10位(3連覇ならず)
そして、門戸さんの言葉
しかし今回、一番心に残ったのはここからでした。
ベリーちゃんは残念ながら21位。
そんな中で門戸さんは名誉賞を受賞します。
草壁さんに連れられ、瀬尾くんも会場へ。
そこで門戸さんが語った言葉が、本当に胸に刺さりました。
時代はどんどん変わっていく、いつかベリーちゃんのことも忘れ去られてしまうんじゃないかと思う時もある。
今回21位だった。
でも、何位だろうと、自分にはベリーちゃんを愛してくれる人がいる。
(ここでの瀬尾くんの幼少期の回想シーンもグッときました)
ずっと好きでいてくれる人がいる。
だから自分はデザイナーを続けてこれた。
そして、今回を最後に引退する。
メリーも辞める。
大三島が「20位以内に入らなければ切り捨てる」と考える一方で、門戸さんにとっては、順位なんて関係ない。ベリーちゃんを好きでいてくれる人がいること、それこそがキャラクターを作ってきた意味だったんですね。
「好きは強くて儚い」
そして最後のシーン。
門戸さんは瀬尾と草壁に、
キャラクターを生み出すのは大変、でももっと大変なのは長く長く人の心に残ること、愛され続けること。
それがどれだけ難しいことか。チュエラはまだ何も成し遂げていない。茨の道の入り口に立っただけ。
かわいいの周りにはかわいくない魑魅魍魎がたくさんいる。
それでも、
「好き」が自分を強くしてくれた。
好きは強くて、でも儚い。
だからこそ、覚悟を持って自分の「好き」を貫き、大切なものは自分の手でしっかり守り抜きなさい。
そう瀬尾くんたちに伝えます。
この言葉、本当に良かった。
キャラクターの仕事をしていると、売れるかどうか、人気が出るかどうか、数字がどうなのか。
どうしてもそういったものがついて回ります。
でも、その数字だけでは測れないものもある。
たった一人でも、そのキャラクターをずっと愛して大切にしてくれる人がいる。
その人にとって、そのキャラクターが特別な存在になっている。
それだけでも、キャラクターを生み出した意味があるのかもしれません。
自分自身にも重なる言葉
今回の門戸さんの言葉を聞いて、僕自身もキャラクターデザイナーとして改めて考えさせられました。
キャラクターを生み出すことはもちろん大切。
でも、本当に目指したいのは、その先。
長く愛され続けるキャラクターを作ること。
自分がこれまで作ってきたキャラクターたちも、世に送り出した後に、誰かの中で長く生き続けてくれたら嬉しい。
そして、これから作るキャラクターも、
「かわいいね」
で終わるのではなく、
「この子が好き」
といつまでも思ってもらえるような存在にしたい。
今回の第7話は、そんな自分自身のキャラクター制作への気持ちも、改めて思い出させてくれる回でした。
そして最後にまさかの……
……と、ここまでかなり真面目な話が続いたところで。
最後に突然、瀬尾くんが草壁さんを抱きしめ、
「おこん、結婚しよ……」
えええええ!?
いきなりプロポーズ!!
草壁さんも、
「はい。……?……はいっ!?」
という反応(笑)。
いや、そこは「好きです」じゃないんかい!
第6話で恋心に気づいたと思ったら、第7話でもう結婚まで飛びました。
瀬尾くん、アクセル全開すぎる(笑)。
チュエラの今後も気になるけど、ここから二人の関係がどうなっていくのかも楽しみです。
次回、どうなる!?

